『や行』簡単便利!わかりやすい『50音順・用語解説集』
寄棟(よせむね)とは
寄棟(よせむね)は、日本建築における屋根の構造の一つで、棟と呼ばれる屋根の中央部分に、左右から垂木を寄せ集めた構造のことを指します。
具体的には、棟木と呼ばれる中央の大きな梁の上に、左右から垂木を斜めに寄せ集め、その上に野地板や瓦などの屋根材を載せる構造です。
この方法は、屋根の強度を増し、風雨からの保護を図ることができます。
寄棟は主に茅葺屋根や瓦葺屋根などの日本伝統建築に用いられ、美しい形状が特徴的です。
また、左右に垂れた垂木の部分を「寄棟(よせむね)」と呼ぶこともあります。