【用語解説】破風(はふ)とは

用語解説

破風

『は行』簡単便利!わかりやすい『50音順・用語解説集』

破風(はふ)とは

破風(はふ)とは、建物の屋根の端部分や外壁の上部分に設けられた装飾的な構造物のことを指します。
破風は屋根のはしご板を覆ったり、外壁の上部を覆ったりすることで、雨水や風を防ぎ、建物の美観を保つ役割を持ちます。

破風は、主に木材、アルミ、ステンレス鋼、塩化ビニール、セメント繊維板、FRP(繊維強化プラスチック)などの材料で作られ、様々な形状やデザインがあります。
また、破風には、上部が平らな「平破風(たいらはふ)」や、上部が斜めに傾いた「切妻破風(きりづまはふ)」、上部が丸くカーブした「丸破風(まるはふ)」など、様々なタイプがあります。

破風には、建物の外壁から突き出した「飛び破風(とびはふ)」と、外壁に対して平行に設置された「妻破風(つまはふ)」があります。
また、破風の上部には、排水機能を持つ「破風板(はふいた)」が設置され、雨水を外壁や屋根に浸透させず、建物の内部への浸入を防ぎます。

破風は、建物の屋根や外壁の機能性や美観を保つだけでなく、建物の耐久性を高める役割も担っています。
建物の外壁や屋根の水はけが悪いと、雨水や雪が建物に浸透して、建物自体の劣化や、内部の構造物の腐食や損傷を引き起こす可能性があります。
破風は、このような問題を防ぐために、建物の外部にある重要な構造物の一つです。

戻る

簡単便利!わかりやすい『50音順・用語解説集』
あ行か行さ行た行な行・は行・ま行や行ら行わ行